柏市立 酒井根東小学校 吹奏楽部

2022年01月28日

ちいき新聞_酒井根東小学校

本日配布,1月28日号の地域新聞(柏南版、他)に,

私が書いた記事が掲載されました。

 

柏市立酒井根東小学校吹奏楽部【全力部活動】の紹介記事です。

 

【全力部活動】

 柏市立酒井根東小学校吹奏楽部

 顧問 戸塚千穂先生 部員63名

 

高い目標を掲げてやり遂げる力

 

 現在日本の吹奏楽人口は120万人ともいわれ、全日本吹奏楽連盟に加盟する小学生の団体は1000を超える。そんな中本校の吹奏楽部は今年度の東日本学校吹奏楽大会で金賞、日本管楽合奏コンテスト全国大会小学校部門で最優秀グランプリ賞、文部科学大臣賞と観客投票最多賞に輝いた。

 

演奏したのはイギリスの作曲家グレイアムがジュール・ヴェルヌの同名小説をモチーフに作曲した「地底旅行」。物語の場面場面が時系列で音楽として表され、成人一般バンドがコンクールで演奏するような難曲だが、本校吹奏楽部は小学生離れしたテクニックとサウンドで見事に曲の世界を表現した。

 

 最初に楽譜を渡された時の驚きを「170の速さの曲なんて見たことなかったから、ちゃんと吹けるのかなと正直心配になりました。」と表した副部長の鈴木貫太君は、それでも「難しい曲のほうが楽しいし、やりがいがあります。」と力強く語った。部長の染谷心葉さんも「メンバーの一人一人が頑張って協力し合い良い結果につながったのだと思います。」とうなずいた。

 

  顧問の戸塚先生は吹奏楽を通じて子どもたちに「努力し続ければ、どんなに困難なことでも乗り越えられる」ということを知ってほしいという。そのため練習を積み重ねてこそ吹きこなせる難易度の曲を提示するのだそうだ。「いろいろな個性を持った子どもたちが一つの目標に向かうことは、難しいことですがとても楽しいものです。」とおおらかに笑う。

 

 

自分たちで考え行動する

 

 元気なあいさつで出迎えてもらった取材当日は、体育館での全員練習の日。感染対策のため十分間隔を取りながらもメンバーは互いの音を聞きあい、4年生の演奏にすぐ6年生がアドバイスを送る様子が印象的だった。

 

一昨年から続くコロナ禍や学校現場での働き方改革が進む中、練習時間は大幅に減少し、またコンクールも無観客になるなど練習成果を披露する場も激減したという。だが染谷部長は「限られた時間の中でも私たちが先輩から教わったことや自分たちで工夫してきたことはできるだけ後輩に伝えていきたい。」と意気込みを語ってくれた。(かすみ)

 

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