第1回 柏モルックトーナメント開催
2021年09月17日
本日配布,9月17日号の地域新聞(柏中央版、他)に,私が書いた記事が掲載されました。第1回柏モルックトーナメント開催の紹介記事です。
キャッチ:パラリンピック種目採用も!?注目の新スポーツ
タイトル:第1回柏モルックトーナメント開催
リード:8月22日(日)柏の葉公園においてモルックトーナメントが開催された。
バリアフリーかつ奥深いゲーム、モルック
フィンランド発祥のモルックは、2チーム以上でプレイされる。交代で円柱様の木の棒(モルック)を投擲位置の印(モルッカーリ)からそれぞれ1~12までの数字が刻印された12本のピン(スキットル)に向かって投げ、倒れたスキットルが1本なら刻印された数字、複数本なら倒れた本数が得点となり、最終的にぴったり50点を先取したチームの勝利となるゲームだ。途中投擲によって散ったスキットルはその場にたてられるため、ゲームが進んでいくごとに狙うべきスキットルの位置はどんどん複雑かつ広範囲になっていく。
「モルックは年齢や性別、障害の有無にかかわらず誰もがすぐに楽しんでプレイできますが、実は戦略性に富んだゲームです。試合経験を重ねても、同じような局面になることはまずありません。都度臨機応変に戦略を考える必要があり、こうした頭脳ゲームとしての楽しさをぜひ知ってほしい。」と語るのは本大会を主催した柏モルック部のリーダー、加畑さんだ。
柏をモルックの街に
開催当日は初心者から経験者まで7チーム24人が会場に集まった。参加者の年齢も性別も様々で、下は4歳の女の子から上はシニアの方まで。野外での開催だが受付では検温や消毒も粛々と行われていた。青空の下でモルックがスキットルを打つ小気味よい音が響く。経験者の狙いすました投擲技術には感嘆するばかりだが、今日初めてプレイする参加者もみな笑顔で楽しんでいる様子。市内から参加した伊藤快晴君(7歳)は「投げるのがとても楽しい。」と見事な投擲を披露。小学校でもモルックをするそうだ。「公園で練習していると、お子さんやお年寄りが興味津々で集まってきますよ。」と加畑さん。現在競技普及のために無料の講習会も行っているとのことで、ゆくゆくはモルックといえば柏、というくらい盛り上げていきたいと意欲を語った。
大会は男性二人組のチーム「レイヨナット」が優勝、前出の伊藤君が参加する「豊四季モルッククラブ」が準優勝で幕を閉じた。ぜひ今後の広まりを期待したい新スポーツだ。(かすみ)
問合せ先:柏モルック部Twitter(@r6YHJpz3QttbC8h)までDM